チャンスが溢れている会社
- 篠本 高基
一年前に年末挨拶のブログを書いたのが昨日のように感じます。
2021年!今年も終わります。
目が回るくらい駆け抜けた1年間でした。
売上は前年比をすべての部門で大きく超えました。
しかし、なぜか余韻に浸る余裕もなく、危機感や次の不安が押し寄せてくるのは、
まだまだ満足できず、もっと実現したいこと!やらないといけないことが明確にあるからだと思います。
私は少し調少に乗りやすい部分があるのでこのくらいの塩梅の方が良いのではないでしょうか。
健康面では昨年に続き365日、風邪など体調を崩さず壮健に過ごせました。思えばワクチンの翌日もフルで仕事やZOOM会議だったなあ。。
限られた時間が何より人生の財産!たった半日でも仕事や好きな事が出来ないのが勿体無いのです。
いや、正確にいうと風邪など引けない程、夢中で汲々としていたのだと思います。
経営者とは永遠にこの闘いなのでしょうか。
振り返ると、常に仕事中心の一年間で、オンとかオフとかは一切なくなり、
食事の時も出掛けているときも、仕事から頭が離れることはありませんでした。
生活での出来事も仕事と結び付けて考える癖も完全についてしまったようです。
予約がなかなか取れないレストランに行ってもいつのまにか仕事のことを考えすぎて食事が終わっていたこともありました。
しかし、それでもここまで夢中になれていることはとても幸せなこと。
仕事に夢中になれない人生はつまらないし、仕事を通じて色々なことを実現できる人生は愉しいとつくづく感じます。
会社の方は来年に向け大きな課題と手ごたえが明確になった年でした。
課題は組織の成長に合わせ成長痛が出てきているので、その課題には、布石を打って役割と責任を明確にし整えていかないとなりません。
一方では優秀な人材や若い人材が入社してきてくれたこと。求人も昨年とは見違えるほど活発になってきました。
20代前半の若手が多く入社することで会社が元気に活発になり、一方では経験者などの30代を中心に入社することで良いバランスになり、若さと
ベテランのそれぞれの強さのシナジーを生むことが出来ました。
来年はさらに面白くなるでしょう!
その目まぐるしい変化の中でも創業から当社がブレないのは成果主義という考え方です。
新卒だろうが、前職で輝かしい程の実績があったとしても、大切なのはイーライフで成果をあげた社員が報われないといけないということです。
一方では、会社としては成果をあげるための環境創りには自信があります。
例えば直行直帰運用もその一つですが、すべからく社員が楽をするためでなく、
成果を出す為に無駄に会社にいくなら1件でも顧客のもとに足を運べ!という考え方の上に成り立つ制度なのです。
社員のビックボスは所長でも社長でもなく、我々のボスはお客様なのです。
私は、これからこの会社はもっと面白くなると思うし、そしてチャンスが溢れる会社にしていきたいと思います。
地味な業界ですが、会社はいつも活発でいたい!
「こういう仕事がやりたい!」「こんなビジネスをやりたい」などあれば社内外問わず、ぜひ話を聞かせてください!
しかし、福祉用具の事業とシナジーを生むビジネスであり福祉用具の軸から大きく外れた事業は経営方針として行いません。
また、経営をやりたい人は私は積極的に参画させ、その道を本気で一緒に考えていきたいと思います。
思えば、創業から私と取締役と二人三脚で経営をやってきました。
私にとっては最高のパートナーですし、ここまでやってこれたのは彼がいてくれたからです。
創業の時に誰かに「経営は甘くないし、お金が絡むから仲が悪くなり分裂するよ!」と言われたのを思い出しました。
確かに実際、創業者同士の分裂は多いのは事実です。しかし分裂は誰得にもならないし、結局は価値観や意地やプライドの衝突です。
我々は仲が悪くなるどころか、創業前よりもさらに信頼が強くなりました。理由は簡単です。お互いビジョンや理念や将来性を合致させているからです。
矛盾と複雑な事情や要素が絡み合う経営の難しさを共に戦い協力し経営の楽しさと会社の成長を一緒に喜びあう、刎頸の友になりました。
でもいつも二人で熱く盛り上がる内容は社員の成長の話が多いですね。
「アイツが今月大幅に昇給だね!とか、インセンティブ取れそうだな」「彼女はこういうところが強いからこういう仕事をやらせたらどうかとか」
そんな内容ばかり。。。。
しかし会社の成長に合わせ、今後は違う人材や風を経営にいれることも近い将来必要になる日がくるだろうし、私より適任がいれば社長も任せていきたいと思います。
役員は会社の最重要なポジションなので社内で適任がいなければ社外からも探していくつもりです。
40歳以上で業界歴10年以上なんて偏執な考えはありません。若くても社歴が長くなくても適切で優秀な人材がいたら早めに抜擢したいのものです。
できれば社内から抜擢したいのが本音ですが、役員をさせるには人間性をはじめ人を動かす力やマネジメントや問題解決力やセンスも問われます。
しかしセンスも含めマネジメントなどは経験して鍛えれば磨かれますが、伸びる条件の根底にはその人の人間性や考え方が本当に重要です。
例えばその一つに考え方は他責でなく自責に出来ているか?などでしょう。
いつも環境や上司や会社のせいにしている以上はそういう考え方の人は経営はできません。
全てにおいて自分が全て悪かった!という潔い考えで、何が悪く、次はどうしよう。どうすれば良いかと考える思考の人を求めます
他責の思考の人はいつかピンチになったり自分が不利になると逃げるからです!
よくドラマなどで何か不祥事や失敗を犯したときに「私が責任を持って会社を辞めます」というセリフは一見、カッコよく見えますが、
それは責任を取っているわけでなく逃げてます。
経営者はどんな時も逃げれないのです。会社をやめることすら許されない立場なのです。
正しい責任の取り方は会社を辞めることではなく、失敗と信用を取り戻すことです。
もし会社を辞めるならその後です。順番が逆で、先に会社を辞めるのはただただ逃げているだけです。
また仕事が心から好きでないとできないし、諦めない、しつこさなども重要です。当然、行動力も。
ですから経営者になりたい。社長をやってみたい方は、社長になるノウハウよりも高い崇高な考え方や人間性を伸ばしてください。
それが何より近道です。PL,BSなんて社長をやっていけば嫌でも覚えていきます。
介護業界のこの閉塞感と疲労感に負けないように来年も水化も辞せず仕事に熱狂します!
弊社にご厚情をくださったお客様やお取引様、関係各社の皆さま。
そして一緒に会社を創ってくれている社員の皆さま
本年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
著者
篠本 高基 【代表取締役社長】1979年 神奈川県横須賀市生まれ。 2016年の創業以来、一貫して代表取締役として牽引 主に経営戦略と15年間での営業経験で構築した手法を社員に徹底した指導を行う。 その他、新規事業を手掛けている。 高校時代は神奈川県の強豪私立高校で甲子園を目指す。ポジションは投手。