一目置かれる報告

以前、何かの記事か本で
①成果を出さない社員②遅刻してくる社員③報告しない社員
はどれが一番悪い社員か?という記事があり、『報告しない社員が一番悪い!』という記事が印象的でした。

 

私自身は報告に関しては仕事の中でも重要な位置付けにしており、

たとえば報告が漏れてないか?報告しなくても大丈夫だけどした方が良いケースなどは迷わずします。
また細かな報告でも自分の手帳に書いて報告が完了したら潰していくことメモやメールやFAXで様々な手段で報告をしております。

質が高い報告そのものが営業の成果につながるからです!

 

結果的に

報告をしないで怒られることはありますが、報告をしすぎて怒られることはまずありません。

むしろあの時、報告をしておいたから大きなトラブルにならなかったことや、
途中で報告をいれておいたのでお客様が納得してくださった!など良いことのほうが圧倒的に多く、報告をマメにすることで信頼されることのほうが多くあったと思います。

なぜ報告が大切で信頼を得る為に効果的なのでしょうか。

私はどちらかと言えば今は報告をされる立場ですが、
例えばある案件を任せているケースで結果が悪かった社員がいたとしても、途中にマメに報告をもらう社員とずっと報告がなく、事後にうまく行かなったと報告がある社員だと評価や印象に雲泥の差がつきます。

 

同じ結果でもやはり報告をマメにする社員は評価できます。
それは途中で一緒にアドバイスなどできるし、
例えば会社が望んでいる方向性と間違っていた場合に途中で『そこは違うからこういう形でやってほしい!』と伝えられます。

しかし何も報告がなく『やってみたけどダメでした』という社員は正直、方向性が正しいところに向いているか?好き勝手にやってないか?本当に努力していたのか??と疑ってしまうことがあります。

たとえ徹夜で頑張っていても上司や会社やお客様の望む方向と違う向きに頑張っていたら評価できません。

評価とは社内外問わず相手の望むことをしたときにこそ得れるものなのです。

やはり仕事というのは上司とコンセンサスをとりながら進めていくものです。

 

そもそも身近な上司や同僚に報告できない人はお客様にもできるとは思いません。

 

そこで報告の質をあげるコツを3つお伝えします。

 

ひとつは途中で中間報告という形で報告を入れることです。
大体の方は仕事の完結後に報告をする事が報告そのものと思っている方が大半ですが、
仕事は中長期で完結する仕事も多くあります。
その際は、途中で『今こういう状態です』と報告を入れてみましょう。(中間報告)

もう一つは悪い報告ほど腹蔵なく迅速に伝えておくことです。
悪い報告ほど事後や他人から耳に入るほど信頼を失うことはありません。

こちらはそのつもりでなくても結果的に隠した=不誠実で信用できない人だとイメージがついてしまいます。

逆に悪い報告ほど先に伝えておくことで結果がわるくても相手は驚かず、むしろよくしっかり報告をしてくれたとなるケースになることはあります。

悪い報告は怖いもので勇気がいることですが、そこは乗り越えないといけません。

最後は結論から伝えることです。

全てにおいて仕事ができる人ほど『結論から伝えますと〇〇』という報告ばかりです。
理由は簡単です。聞く側はまずは答えが知りたいからです。

私はこういう報告ができる人には素直に一目置きますし、こういう方と一緒に仕事がしたい!と思います。

今、私は外部の方や同じ経営者の方と仕事をしていますが、多忙で活躍している方こそ報告はマメです。

これは難しいことではありません。明日からでもやってみてください!

著者

篠本 高基 【代表取締役社長】

1979年 神奈川県横須賀市生まれ。 2016年の創業以来、一貫して代表取締役として牽引 主に経営戦略と15年間での営業経験で構築した手法を社員に徹底した指導を行う。 その他、新規事業を手掛けている。 高校時代は神奈川県の強豪私立高校で甲子園を目指す。ポジションは投手。

【代表取締役社長】篠本 高基