凄い効率化①

僕は自分自身もそうだし、

社員にも常に効率化を求めています。

振り返ると今までのブログでも

効率化の記事が多くあります。

憚りながら色々な方に『その仕事ムダじゃない?』

『もっと良いやり方ない?』など

口癖になっているかもしれません。

すいません・・・・

でも自分なりの頑固な拘りで、

お客様への直接サービスに関しては

効率化を求めてはいけないという

信念があります。

お客様には大いに時間や労力を

掛けるべきでしょう

逆に事務的な作業や移動や会議などは

大いに効率化を求めて改善して

いくべきでしょう。

昔のことですが私の成功事例を一つ紹介します。

数々の顧客の重要な情報をチェック

する重要な仕事がありました。

いくらやってもミスや漏れがある。

その度に是正で上がってくるのは

ダブルチェックする。

それでも漏れがあれば

トリプルチェックをする。

結果、最終責任者の私がチェックしており

合計4人でその仕事に関わってましたが、

それでも改善しない。

悩みました。何が悪いのか。

根本は何が原因なのか。

そこで思い切って逆転の発想で

トリプルチェックから一人にしてみました。

ただし、その仕事をする担当の

名前を記録するルールに変更してみました。

結果、不思議なことにミスや漏れはなくなったのです。

理由は簡単でした。ダブルチェックや

トリプルチェックをすればするほど

各自に甘えが出ていたのです。

最初の人は『私がミスをしても次に

チェックをしてくれるから』大丈夫!

チェックをする方は

『既に2人チェックしてるから大丈夫だろう』

この心理でやっていたのが原因でした。

結果、ミスがなくなり更に効率化になりました。

人数よりも責任をしっかり持たせて

仕事をさせる重要さを学びました。

でもこれは社員が悪いのでなく

会社の仕組みが悪い。

この出来事は私にとって大きな

マネージメントの気づきになりました。

イーライフは

通勤時間も必要ないと思いますので

直行直帰運用にして、会社に帰る

くだらないルールも

廃止して家で仕事が出来るようにしました。

会議も月に2度にして全体会議は

1時間以内というルールにしました。

沢山のメーカーや卸会社様との打ち合わせも

来社を頂きますが、会議の日に纏めました。

例えばイーライフでは数千人の顧客に毎月、

領収書と請求書を郵送している

仕事があります。

今まで全部何千枚も複合機で出力して

それを折って封筒へ封入していて、骨を折る仕事を

見る度に効率が悪く悩んでおりました。

タイムリスクそのものです。

アウトソースすればよいが

個人情報を外部へ委託というのは気が引けるし・・・

そこで思い切って百万を超える

圧着ハガキ機を購入しました。

機器は高額でしたが全体の生産性を

考えれば良い買い物でした。

それでもまだまだ生産性が悪いと思っております。

もっと出来るはず!

今日は経営の神様の松下幸之助が行った

効率化を一つ紹介します。

皆様は知っておりますか?

実は週休二日制を作ったのは松下さんです。

当時の日本は高度成長期のバブルで日本の

景気が最高に良く株価も上昇。

仕事は山ほどあり失業者なんてゼロの時代でした。

週休は1日が常識でした。しかし経営の神様だけは

この常識に違和感を感じておりました。

そこで一石を投じたのです・

松下さんの考えは、ムダな仕事を

省いて1時間でやっていた仕事を工夫して30分にする。

4人でやっていた仕事を2人で出来るように考える。

その結果。休みを増やしても効率化になり

働く人も休みが増えることで体力的にも

精神的にもパフォーマンスが向上する。

そうなると企業全体でなく日本全体も更に景気が良くなる。

企業が儲かれば日本が更に成長します。

更に休みが増えることで消費者もお金を使う。

全てが良いスパイラルになるのを

理解していたと察します。

私が驚愕した松下さんの効率化の

方法を一つ紹介します。

当時、パナソニックが相当な

巨大組織(おそらく社員が1万を超えていたとき)

に各事業部の責任者を呼んで

現在使用している書類を

全て持って来いと命令しました。

また、今日以降その書類を社長の

松下さんがチェックするまで禁止にしたそうです。

そこでクイズです。

皆様も一緒に考えてください。

社長の松下さんはその書類をどうしたでしょう?

どうやって効率化をしたでしょう。

もしこれが分かった方がいたらそこのアナタ。

絶対社長に向いている!

またお話します。

乞うご期待!

https://e-lifecare.com/

著者

篠本 高基 【代表取締役社長】

1979年 神奈川県横須賀市生まれ。 2016年の創業以来、一貫して代表取締役として牽引 主に経営戦略と15年間での営業経験で構築した手法を社員に徹底した指導を行う。 その他、新規事業を手掛けている。 高校時代は神奈川県の強豪私立高校で甲子園を目指す。ポジションは投手。

【代表取締役社長】篠本 高基