実は正しい考え方は逆だった!? 2024年の新卒に送るメッセージ②
- 篠本 高基
安部さんは1年ブログを定期的に発信して素晴らしい。
実は正しい考え方は逆だった!?
2024年の新卒に送るメッセージ②
目次
本の読み方
先日のブログで「目的と手段の罠」の話をしました。今回は考え方の逆説の話をします。
私は20代の頃から経営に興味を持ちましたが、到底、経営には携わることなど出来ず不徳のいたすところ自分が経営なんぞ出来る実力や経験は皆無。
しかし、20代からいつか自分が経営の仕事をやる!という強いビジョンがあったからこそ、
大変な仕事でも損得で考えず、すべての経験が近い将来に活きると信じて手足を動かしてきたのは正しい考え方だったとつくづく思います。
経験に勝る財産はありません。
今後経営をやりたい!大きな仕事をしたい!と目指す方は「全て経験出来る仕事を自ら何でもやってやろう!」という気概は大切と考えます。
しかし経営に直接関わることが出来なくても唯一、経営を勉強する方法があります。
それは経営や経営者の本を読むことです。
私も憚りながら今まで沢山の本を読破してきました。おかげで家の書庫は本だらけです。
今はKindleで読むので本を購入することもなくなりましたし、読む時間がないのでAudibleを契約して移動中や車内で聴いております。
私の本の読み方の拘りは「自分の考えと著者の考え方が違う!」という気づきを大切にします。
実はこの気づきに大きな価値があるわけです。
そしてその考え方の違いをまずは素直にその著者の人の方が正しいと受け入れます。
人間は誰もが自分の考え方が正しいと信じて生きています。しかし若い方は経験値が浅いので実は考え方は浅く低いことは多々あります。それはある意味仕方がないことなのです。
経験・成功している方の本を読むことで自身の主観やエゴで過ごしてきたと知るわけです。
世の中の書店には星の数ほどノウハウ本がありますが私はノウハウ本は手にしません。
重要なのは成功した人のノウハウでなく考え方です。
成功している人と成功できない人の差は能力でも学歴でもなくまさに「考え方」なのです。
物事の考え方・価値観・仕事観・人生観。正しい考え方を持つことが成功の近道なのではないでしょうか。
その中で実は考え方が逆が正しい!ということを今回は紹介したいと思います
その1 給料は先か後か?
【誤】
給料を会社から貰うから仕事を頑張る!
【正】
仕事を頑張るからお客様から会社にお金を払い会社から給料が貰える!
給料は勤めている会社からもらうもの。この考え方ではいつまでも「稼げる人」にはなれません。
シンプルに言えば成果を出している社員はそれだけお客様からの評価を集めており
お客様からの評価が高いのです。給料の主はお客様であり社会なのです。
ですから上司を喜ばしても何の意味もありません。お客様を喜ばせれば必然と稼げる人になるのです。
「給料を貰うから仕事をやる」という考え方は悪い考えです。そういう人は「給料以上に頑張るための理由」を探したり「頑張る理由がないから給料以上に頑張る必要もない」という理論で仕事をしている。
よく大きな仕事や新しい仕事を任せる時に「これをやったら給料あがりますか?」「手当は出ますか?」という人がいますが、こういう考えの人はまず人の上にたてないし、人も情報もチャンスも集まりません。
こういう損得での考えの人に会社や上司は有能でも二度と頼むことはなくなってしまうでしょう。
一生懸命に仕事をしてお客様が納得した結果に給料や評価が上がる仕組みを理解しましょう。
その2 仕事を楽しくする方法
【誤】
仕事がつまらない→モチベーションがあがらない→行動しない→成果がでない!
【正】
行動する→成果が出る→モチベーションがあがる→仕事が楽しい!
モチベーションを先にしてはいけません。モチベーションは最後です。
「モチベーション(やる気)が出ないのでやれない!」という言葉は完全に言い訳です。
そもそもモチベーションは自分自身で上げるものです。
よく会社や上司にモチベーションをあげて貰うことを期待する人がいますがそれは大きな錯覚です。
モチベーションが上がらないのは明確な目標やビジョンがないこと、何より手足を動かしてないからです。
手足を動かしている人は自然とモチベーションがあがり成果に直結するものなのです。
その3 お金が入る法則
【誤】
お金があるから色々出来る
【正】
色々やるからお金が入る
この考え方もよく耳にします。しかし実はお金がなくてもやれることは沢山あるものです。
色々と行動して挑戦する人に必然とお金が集まるものです。
お金持ちの人も最初はお金がありませんでした。しかし知恵と希望があれば何でもできるのです。
お金はあくまでも選択肢が増えるだけ。
その4 良いことが起きるために
【誤】
良いことがあったから感謝する。
【正】
感謝していると良いことが起こる
今日から小さなことでも感謝してみましょう。きっと良いことが起こるはずです。
上記のような思考のズレが人間は起こりやすいということです。
ふと自分で客観的に見てこの考え方は実は逆ではないかと振り返ることが大切なのです。
無定見ではなくしっかりと正しい考え方を持つように意識していきましょう。
著者
篠本 高基 【代表取締役社長】1979年 神奈川県横須賀市生まれ。 2016年の創業以来、一貫して代表取締役として牽引 主に経営戦略と15年間での営業経験で構築した手法を社員に徹底した指導を行う。 その他、新規事業を手掛けている。 高校時代は神奈川県の強豪私立高校で甲子園を目指す。ポジションは投手。