楽匠Fit

楽匠Fit

パラマウントベッド最新機種「楽匠Fit」についてです

その名の通り、ご利用者様一人ひとりの身体と、介護現場に〝フィットする〟新しい介護ベッドです

1.身体の構造を科学した「フィットラインボトム」

一つ目の大きな特徴は、新設計の「フィットラインボトム」です。ボトム(床板)の構造を人間の骨格に合わせた形状にすることで、これまでにない快適さを実現しました

骨盤部分のボトムの「くぼみ」がポイントです。ボトムに設けられた絶妙な凹みが骨盤を安定させます。フィットラインボトムの設計によって、生まれるメリットはたくさんありますが、なかでも私がご紹介したいメリットは2つです

①「背上げ時のズレ」を徹底解消:ボトムに設けられた絶妙な凹みが骨盤を安定させます。背上げの際、身体が下へずり落ちる不快感や腹部への圧迫感を軽減します。(骨盤とボトムがフィットすることで、ボトムが身体に吸い付くようなイメージです)

②自然と起き上がりがしやすい:ボトムに設けられた絶妙な凹みは、背上げの電動機能を利用しなくても、「起き上がりがしやすい」姿勢をサポートしてくれます。起き上がる際にボトムの凹みに骨盤が収まることで、起き上がりがしやすくなります。(てこの原理の支点と作用点の距離の関係です)

 

2. 身体と介護にフィットする「液晶リモコン」

液晶画面付きのリモコンが搭載されました

こちらもメリットはたくさんありますが、福祉用具専門相談員としてご紹介したいメリットは3つです

①「そのご利用者様専用」の設定が可能:ご利用者様に合わせて、背上げの角度や脚部の角度の制限が可能です。(心不全の方などで足を高くしすぎないように注意したい時など)以前から搭載されていたポジションメモリー機能と組み合わせることで、食事姿勢や臥床姿勢、活動姿勢など、わかりやすく使いわけることができます

②意思の疎通が難しい時に:リモコンとスマートフォンを連動させ、介助者を呼ぶことができます。〝呼び出し機能〟自体は以前から搭載されていましたが、更に進化しました。介助者を呼ぶ用途によって、呼び出しボタンを使いわけることができます。

この用途別の呼び出し機能によって、構音障害などで意思の疎通が難しい場合でも、スムーズにご利用者様が要望を伝達できます

③見やすい:最後はシンプルですが、液晶リモコンは明瞭で見やすいです。ご利用様は加齢に伴い、視力が低下していることや白内障などの目の病気を発症されている方も多いです。カスタマイズしてよく使うボタンを大きく表示することも可能で

 

3. 大切なのは、機能を活かす「福祉用具専門相談員の力」

「楽匠Fit」は極めて多機能ですが、その真価を発揮させるのは「設定」です

ご利用者様の身体状況や生活環境は、お一人ずつ異なります。だからこそ、私たち福祉用具専門相談員の役割が重要になります

 

深いアセスメント:現在のお困りごとは何か、どのような生活を送りたいか。

ご要望の汲み取り:ご本人やご家族が言葉にできない細かなニーズまで把握する。

最適なフィッティング:最新の液晶リモコンやボトムの機能を、その方に最も「フィット」する形に調整して提案する。

イーライフの福祉用具専門相談員はここに注力します!

著者

安部 整 福祉用具専門相談員・スペシャリスト育成プロジェクト【COLLEGE+E】責任者・日本車椅子シーティング協会認定シーティングエンジニア

1989年 東京都大田区生まれ。 前職から福祉用具営業に従事し、福祉用具の選定には人間工学や医療の知識など、様々な要素が大切と気づき、自己研鑽する。 現場対応に加えて、介護・医療・人間工学・力学なども学び、より適切な福祉用具の選定に根拠と自信を持つ。 現在はそのノウハウや知識を会社全体での育成の仕事を行いながら現場も回る。

福祉用具専門相談員・スペシャリスト育成プロジェクト【COLLEGE+E】責任者・日本車椅子シーティング協会認定シーティングエンジニア安部 整