良い上司(先輩)と悪い上司(先輩)の見極め方
- 篠本 高基
今年もあとわずか。
体重は70キロキープ。
最近はNMNサプリを飲んで加齢に抵抗している
良い上司(先輩)と悪い上司(先輩)の簡単な見極め方
~2024年卒の新卒社員へ送るメッセージ①~
目次
【内定式】
先日11月1日に2024年度の新卒の内定式を行いました。
若手が入社することで緊張感と新たな風が会社に活性化を与えます。
内定式の終盤にデイスカッションがあり今年の2023年度の新卒が2024年新卒者からの質問に答えるシーンがありました。
来年の新卒者からの質問で「この会社でどうなりたいですか?」という質問があり
その社員は「将来所長になりたい。しかし、ただ所長になるだけでなく成果をしっかり出して認められた所長でないとなる意味がない。」ということを力強く話をしていて本質を突いている良い考え方だな!と私は関心しました。
【手段と目的の罠】
私はよく【目的と手段の罠】という言葉を社内外で使います。
目的と手段は逆になってはいけない。しかし大半が逆になってしまっているということです。
例えば営業に回ることは【手段】です。営業に回ることで満足してしまっている人は【目的】になっている。営業の本当の【目的】は仕事を頂いてくること。
勉強会に参加することも資格を取ることも【手段】です。【目的】はその知識をどう仕事や社会で活かすかです。
しかし勉強会や講演会に出て資格を取ることで「やった気持ち」に満足してしまう人が沢山います。
上手くいってない人は目的と手段が逆になり、手段なのに目的になってしまっている人です。しかしそのことに本人は気づきません。逆に言うと気づかないので上手くいかないのです。
【社長にさせてはいけない人】
以前のブログにも先述しましたが「社長になりたいだけの人!」は社長にさせてはいけないという記事を書きました。
社長になるのをゴール(目的)になると大体の社長が会社を潰します。
社長になるのは間違いなく【手段】であり社長になったら何を成し遂げたいか?社長になってどんな事業を!どんな会社を創りたいか!という明確な考え方が重要になるからです。
【良い上司(先輩)と悪い上司(先輩)の見極め方】
可能性に溢れている若手の方に伝えたいことは社会に出ると上司だけでなく先輩や違う部署の目上の人など沢山の人と出会い付き合います。
社会とはそういう場所であり、仕事とはそういうことです。
私も若い時は人間関係には苦労をしました。
しかし社会では誰と付き合うかが今後のキャリアに左右されると思っております。
私が長く見てきた中で良い上司(先輩)と悪い上司(先輩)の見極め方はいくつかありますが、1番は自分に対してネガティブな発言や愚痴や不満・不安を吹き込んでくる人は付き合わなくて良い人です。
たとえその人の立場が偉くても仕事がデキる人でもそういうタイプは離れましょう。
大体、純粋で無垢な若手に対しそういうネガティブなことを吹き込んでくる人の目的は1つです。
不満や通じて、不安を与え、共感を求め自分の仲間(シンパ)にしたいだけ。
共通の敵や共通の不安を一緒に作り親近感を深めようとする寂しいタイプです。
実は人の親近感をちかくする方法に上記の手段は有効なのです。
そのタイプは「俺はお前を心配している」とか「あの人を、(会社)を変えたいだけ」「新卒の君には到底無理だよ」とか美辞麗句を並べますが、
そもそも本当によくしたいなら本人や会社に直接堂々と建設的に伝えるはずです。
ですからネガティブな発言やアナタの挑戦や可能性を潰すようなことを言ってくる先輩・上司は自分から離れ放念(シャットアウト)しましょう。
大したやつではないです。逆にそういう人から遠ざかり嫌われたりすることは一時的には怖いかもしれませんが離れても大丈夫です。そういうタイプは口だけのタイプなので実際、行動力はないので離れても結局は何も出来ません。
私も会社を創立するときにネガティブな事を伝えて梯子を外そうとする人が一定多数いました。
「創業は無理」「おまえは社長の器ではない」「もうこの業界は伸びない」「辞めたほうがいい」
そういう人は私は全員、自分から遠ざかり縁を切りました。
しかしそういう人は今も誰一人成功しておりません。今もどこかで誰かに三百代言を言っているでしょう。
本当に良い上司や素晴らしい人は常に勇気を人に与えてポジティブです。
「何とか一緒に考えよう」「〇〇すれば出来るはず」
その中でも更に心から自分に対して厳しいことや苦言を言ってくれる・指導してくれる人は良い上司です。
違う視点で見れば自分のことを好きにさせようとしてくる上司・先輩は危険です。
本当に良い上司や先輩は自分が嫌われても理解されなくても部下が将来自分で成果をあげるために厳しく指導してくれる方が本当に良い上司・先輩です。
ここが大体逆になってしまいます
そこの本質をしっかり見抜きましょう。
私達の会社も中途採用の方も沢山活躍しておりますが、やはり活躍している社員を見ると普遍的に新卒や若い時に厳しい上司についていたことや厳しい環境で仕事をしていた人です。
社会では誰にも嫌われたくない心情で疲れてしまい心が病んでしまう方が多くいます。人に嫌われようが何を言われようが実はたいした問題ではないのです。
清濁併せ吞む必要は全くない。
著者
篠本 高基 【代表取締役社長】1979年 神奈川県横須賀市生まれ。 2016年の創業以来、一貫して代表取締役として牽引 主に経営戦略と15年間での営業経験で構築した手法を社員に徹底した指導を行う。 その他、新規事業を手掛けている。 高校時代は神奈川県の強豪私立高校で甲子園を目指す。ポジションは投手。