福祉用具勉強会

以前のブログでもご紹介させていただいた、弊社独自のイベント「COLLEGE+KING 2025(カレッジキング)」を、5月10日(土)横浜みなとみらいの会場にて開催いたしました
※カレッジキングとは、サービスの品質向上を目的として、弊社イーライフが独自に行っているイベント(福祉用具専門相談員ロールプレイングコンテスト)です
第3回大会は、約80名規模のイベントとなり、ケアマネージャーの方、医療職、介護職の多職種の方々に審査員としてご参加いただき、大変ご盛況のうちにイベントを終えることができました
ご参加・ご協力いただきました皆様には、心より御礼申し上げます
ブログでも大会当日の勉強会の内容を一部お届けいたします
目次
1:ベッドジャッジメントタイム
2:ヒヤリハット入浴用具編
3:エアマットの特徴
4:シーティング
5:歩行器の必要性
1:ベッドジャッジメントタイム
今大会ではベッドメーカー様にもご協力いただき、ベッドメーカープレゼン対決が実現いたしました
各介護ベッドメーカー様より「おすすめの介護ベッド」を5分間でプレゼンテーションしていただき、「どの介護ベッドをご利用者様へおすすめしたいか」という審査基準で多数決で最優秀賞を決めるというジャッジ企画です
パラマウントベッド様からは「楽匠プラス」をご紹介いただきました
代名詞の背上げ機能〝ラクリアモーション〟を中心とした、〝安心・安全〟を提供するパラマウントベッド様の魂が伝わるプレゼンテーションでした!
「高品質」「高機能」、そして「低価格」の介護ベッドを造り続ける、プラッツ様からは「ミオレットⅢ人感センサー付きフットライト」をご紹介いただきました。夜間帯の転倒にフォーカスをあてた、人感センサー付きフットライトは夜間帯の足元を明るく照らし、ご利用者様の転倒リスクを軽減します
シーホネンス様からは大ヒット商品〝Emi〟をご紹介いただきました
最大の特徴である頸部の角度調整機能による誤嚥リスクの軽減、ベッドオプションを活用してご提案するベッド上での〝ポジションニング〟の大切さは、私たち福祉用具専門相談員がメーカー様の意思を受け継ぎ、現場へ伝えていかなければなりません
2:ヒヤリハット入浴用具編
湘南営業所 西村さんの勉強会「ヒヤリハット入浴用具編」
入浴用具に関するヒヤリハットを共有する勉強会でした。実際の介護現場ではご利用者様からの入浴用具のご相談をいただくことはとても多いです。「ご自宅でゆっくり入浴をしたい」というご要望が多いのだと思います。その反面、高齢者の入浴時の事故が多いのも事実です。「入浴用具を正しくご利用いただき、安全な入浴が自立して行えること。入浴介助者の負担が軽くなること」入浴用具を正しく活用し、安全な入浴をご提案する西村さんの勉強会でした。
3:エアマットの特徴
横浜営業所 上江洲さんの勉強会「エアマットの特徴」
高性能のエアマットレスが続々リリースされる福祉用具業界では「ご利用者様のご生活・介護環境・身体状況・お身体の体質」に合わせたエアマットレスの選定とご提案が大切です。弊社ではOHスケールをベースとしたアセスメントで一定の基準を定めた中でエアマットレスの特徴を理解し、ご利用者様に適切な床ずれ防止用具をご提案させていただきます
4:シーティング
横浜青葉営業所 立林さんの勉強会「シーティング」
日常生活に欠かせない〝座ること〟
その中でも介護現場でよく課題となる〝ずっこけ座り〟の課題解決に対する勉強会でした。人間は無意識に目的に対して適当な姿勢変換をしています。身体機能の低下により、姿勢変換が無意識に行えなくなったとき、課題が顕著化されます。課題が顕著化される前にいかに環境設定にアプローチするか・・・そのような潜在的な課題に対しての勉強会でした
5歩行器の必要性
相模原営業所 水品さんの勉強会「歩行器の必要性」
「歩行器をご利用いただくことで安全に移動ができるようになった!その結果、外出機会が増えました」福祉用具をご利用いただく本質です。歩行器の中でも「電動アシスト付き歩行器・抑速ブレーキ付き」など、ご利用者様のお住いの環境に合わせて、目的にあった歩行器をご提案させていただきます
どの勉強会も素晴らしい内容でした
そのような中で栄えある優勝者は・・・横浜青葉営業所の立林さんでした!
(大会では勉強会の採点以外にも〝福祉用具を3分で紹介する〟営業ロープレの採点との合計で優勝者が決まります)
イベントはあくまで一人の優勝者を決めますが、緊張感あふれる会場で〝力を出し切ること〟これがカレッジキングの醍醐味です!
著者
安部 整 福祉用具専門相談員・スペシャリスト育成プロジェクト【COLLEGE+E】責任者・日本車椅子シーティング協会認定シーティングエンジニア1989年 東京都大田区生まれ。 前職から福祉用具営業に従事し、福祉用具の選定には人間工学や医療の知識など、様々な要素が大切と気づき、自己研鑽する。 現場対応に加えて、介護・医療・人間工学・力学なども学び、より適切な福祉用具の選定に根拠と自信を持つ。 現在はそのノウハウや知識を会社全体での育成の仕事を行いながら現場も回る。
